日本アニメーション学会 |
日本アニメーション学会第5回大会 第1通信 (2003年5月1日) |
●第5回大会実行委員長 天野一夫 このたび京都造形芸術大学におきまして、日本アニメーション学会第6回総会および第5回大会を「表現の拡張としてのアニメーション」というテーマのもとに開催することとなりました。 今回はともすれば逆に狭い中で閉じてゆく傾向さえ指摘される中、常に揺動し変容しつづけるアニメーションの本来の姿において、今日におけるアニメーション表現の本質的な可能性を問う意味で「表現の拡張としてのアニメーション」と題して、多角的な側面からシンポジウム・対談、さらには、上映・展示も含め考察してみたいとおもいます。すでにいわゆる現代美術やその他のフィールドでも多様な試みが行われており、またコラボレーションなどの形でのいくつかの競作が試みられてもいます。おそらくそれも個人性に閉じてゆくことのない変容への実験の希求なのではないでしょうか。このように狭いエリアでのみアニメーションを考えるのではなく、広範に拡がった試みを包摂してゆくことで、あらためて自分と世界との関係を前提にした、世界変容の契機としてのアニメーションというラディカリズムを回復し、再考することにもなるのではないでしょうか。それはひいては当学会のアニメーションの概念を拡げることともなるのではないでしょうか。 大会では通常の研究発表・作品発表のほか、鋭意、大会テーマに即した複数の特別プログラムも計画しております。特に今回は望まれていた関西での初めての大会ということになります。 つきましては会員の皆様にはぜひとも初夏の京都での総会・大会にご参加いただきたく、ここにご案内申しあげます。 ■日本アニメーション学会第5回大会(2003年度)開催概要 (1)会期 2003年6月28日(土)〜6月29日(日) (2)会場 京都造形芸術大学 〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116 TEL:075-791-9353 FAX:075-791-8398 ○JR京都駅より市バス5系統/岩倉行「上終町 京都造形芸大前」下車(乗車時間約50分) ○阪急河原町駅より市バス5系統/岩倉行「上終町 京都造形芸大前」下車・市バス3系統/百万遍 京都造形芸大前行「京都造形芸大前」下車(乗車時間約30分) ○京阪三条駅より市バス5系統/岩倉行「上終町 京都造形芸大前」下車・市バス3系統/百万遍 京都造形芸大前行「京都造形芸大前」下車(乗車時間約20分) (3)参加費 (a)大会参加費 正会員・海外会員 5,000円 賛助会員 2名まで無料(3名以上からは正会員に準ずる) 一般 3,000円 学生 1,000円 (b)懇親会費 5,000円 (4)大会実行委員会 (a)大会実行委員長 天野一夫 (b)大会実行委員 相原信洋 伊藤高志 五十川あき 太田省吾 大西宏志 鎌田高美 河原崎貴光 田名網敬一 林海象 増田龍治 (5)テーマ 「表現の拡張としてのアニメーション」 (6)特別プログラム A) シンポジウム「現代美術におけるアニメーション・映像」 高嶺格(美術家)×市原研太郎(美術評論家) B) シンポジウム「コラボレーション・競作の事例から」 a)アニメーション連歌「冬の日」について[古川タク他] b)田名網敬一×相原信洋のコラボレーション連作について[田名網敬一×相原信洋] c)田名網敬一作品のデジタル的変容[田名網敬一×未定] C) 対談 佐藤雅彦×岩井俊雄 「アニメーションの原器から」 D) 特別上映 田名網敬一×相原信洋作品/増田龍治作品 他 E) 特別展示 田名網敬一×相原信洋作品 他 (7)プログラム(案) 12:00 受付開始 12:30 開会式(会長挨拶、学長挨拶、大会実行委員長挨拶) 13:00 研究発表 15:00 休憩 15:30 シンポジウム「現代美術におけるアニメーション・映像」 17:00 第5回総会 18:00 懇親会 20:00 終了 10:00〜18:00 ※作品発表または特別上映 (b)第2日目 09:30 受付開始 10:00 シンポジウム「コラボレーション・競作の事例から」 11:30 休憩(昼食) 12:30 研究発表 14:30 休憩 15:00 対談 16:30 閉会式 17:00 終了 10:00〜17:00 ※作品発表または特別上映 ●以上は予定ですので変更される場合があります。 最新の内容は随時大会通信等でお知らせいたします。 [日本アニメーション学会第5回大会実行委員会] 〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116 京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科研究室内 FAX:075-791-8398 TEL:075-791-9353 e-mail:kamada@kuad.kyoto-art.ac.jp |
Copyright (c) 1999,2005 Japan Society for Animation Studies All Right Reserved