【タイトル】「アニメと映画学~研究の新動向」
京都精華大学教授のジャクリーヌ・ベルント先生をゲストにお迎えして、
最新のご研究についてご講演いただくとともに、アニメーション研究と映画
研究の最前線についてパネルディスカッションを行います。
【プログラム】
7月12日(日)
14:00 開会の挨拶・趣旨説明・パネリスト紹介
14:10-14:40 橋本淳(花園大学文学部創造表現学科非常勤講師)
「『七人の侍』概論―その生成と批評」
14:45-15:15 ジャクリーヌ・ベルント(京都精華大学マンガ学部教授)
「アニメと「映画」の学―『七人の侍』と『サムライ7』を例に」
15:30 パネルディスカッション「アニメと映画学~研究の方法論について」
パネリスト ジャクリーヌ・ベルント、橋本淳、
今井隆介(花園大学文学部創造表現学科専任講師)
17:00 閉会の挨拶
17:30 懇親会(有料。花園大学の学生食堂で行います)
【場所】花園大学拈花館(ねんげかん)2階202講義室
大学へのアクセス方法につきましては下記ウェブサイトをご参照ください。
http://www.hanazono.ac.jp/access/around
「2009年2月完成・新校舎」と示されている地点が拈花館の建物になります。
最寄り駅JR嵯峨野線「円町駅」より丸太町通りを西へ徒歩8分です。
【参加費】学会員、一般参加者ともに無料(ただし懇親会は有料)。
【問い合わせ先】
E-mail: r-imai@hanazono.ac.jp / Tel: 花園大学 075-811-5181(代)
日本アニメーション学会 理論研究部会・歴史研究部会では、理論・歴史にこだわることなく、アニメーションに関する幅広い議論の場の形成をめざして、下記のとおり研究会を公開で開催いたしますので、ご参加いただけますよう、ご案内申し上げます。
◆日時:2009年3月14日(土) 14時~17時
◆場所:日本大学芸術学部江古田キャンパス 東棟1階 E-102教室
(最寄り:西武池袋線江古田駅 北口より徒歩3分)
案内図:http://www.art.nihon-u.ac.jp/about/campus/map.html
(「江古田キャンパス」平面図の上方にある裏門(南門)から入
場)
◆参加費:学会員、一般参加者とも無料です。
◆プログラム:以下の3つのセクションで構成されています。
1)上映と解説
土居伸彰(東京大学大学院/日本学術振興会研究員)
「越境するアニメーション–ソユズムリトフィルムを中心に」
○要約
国や地域、社会・政治体制、個人のフィルモグラフィーの枠内で語られがちな海外のアニメーションではあるが、実際にはその境界を越えて、さまざまな関係が錯綜している。そこで今回は、旧ソ連圏のアニメーションにおけるその複雑な絡み合いについて、フョードル・ヒトルーク以降のソユズムリトフィルムを出発点として、現在の金融危機後のロシア・アニメーションの展望という終着点に向かって考えていく。作家間の影響、社会・検閲制度と個人表現、エストニアやウクライナといった隣国との交流、社会主義と資本主義など、さまざまな関係性について考察することで、今後アニメーション研究がほどいていくべき様々な解れを提示することを目的としたい。
○上映予定作品
『霧の中のハリネズミ』(1975) 監督:ユーリー・ノルシュテイン
『妻は雌鳥』(1989) 監督:イーゴリ・コワリョーフ
『I Feel a Lifelong Bullet in the Back of My Head』(2007) 監督:プリート・パルン、オリガ・マルチェンコ(オムニバス・アニメーション『Black Ceiling』(2007)から)
(他1作品)
2)研究発表
須川亜紀子(青山学院大学)
「魔法少女TVアニメーションの「フェミニスト・テレビ学」的読みの可能性」
○要約
日本では1980―90年代にかけて、フェミニズムは女性学のオルタナティヴとして使用され始め、女性に纏わる様々な研究がなされてきた。メディア研究分野においても、フェミニズムは「ジェンダー本質主義」としての女性ジャンル研究を手始めに採用された。アニメーション作品もジェンダー表象や視聴者調査に関するメディアテキストとして、特に90年代以降は「ジェンダー研究」の枠組みで研究されている。特にテレビ研究は、映画研究に比べて後発だが、カルチュラル・スタディーズにおいて重視されている女性メディア研究の一つである。
本発表では、日本の少女向けアニメーション作品群である「魔法少女TVアニメ」というジャンルをとりあげ、日本における「フェミニスト・テレビ学」的アプローチに対する可能性を探る。その具体例として、70-80年代の人気魔法少女TVアニメ『魔女っ子メグちゃん』、『魔法の天使クリィミーマミ』の作品分析と視聴者調査の一部を紹介し、考察する。
3)討論会
テーマ:「アニメブーム論」の試み
討論者:原田央男(霜月たかなか)
小川敏明
津堅信之
土居伸彰
○要約
日本のアニメの歴史や特性を解読する際、「アニメブーム」という語が頻繁に使われるが、「アニメブーム」の定義や時期については、さまざまな見解があり、論者や研究者間で統一がとれていない。このことが、日本のアニメ史研究にとって重要なテーマであるアニメブーム研究を進める上で支障をきたしている。
この討論会では、こうした現状を受け、研究者という視点から少し離れて、アニメファンがブームをどう受容していたのかという視点から出発し、複数の世代を交えて、ブームの特性や意義を議論するものである。このため、「鉄腕アトム」、「宇宙戦艦ヤマト」、「機動戦士ガンダム」、「新世紀エヴァンゲリオン」の各作品放映時に、それぞれ少年~思春期にあった4人の研究者が、当時を回想しつつ、「アニメブーム論」を試みる。
◆参加方法
以下の申し込み用アドレスにて、事前に参加申し込みをお願いいたします。お名前、ご所属、アニメーション学会員/非学会員の区別、連絡先(電子メールアドレス等)を明記の上、お申し込みください。なお、当日直接お越しいただいても、参加定員(約100人)に達していなければ、ご参加いただけます。
参加申し込み用メールアドレス:sympo08@jsas.net
■●日本アニメーション学会著作権研究部会 2007年度第1回
◎日時:2007年12月18日(火)18時00分~20時00分
◎会場:日本弁理士会第8会議室
住所:東京都千代田区霞が関3-4ー2
(特許庁南側裏・霞が関ビル北側前)
電話:03-3581-1211
◎報告者:吉村浩一(本学会機関誌編集委員会委員長)
◎議題:「学会誌投稿論文の著作権の帰属」
吉村先生から、学会誌に投稿された論文について、その著作権を学会に帰属することの是非を問題としていることをまず発言していただき、その現状と将来について法律的な観点から議論をしたいと思います。
◎付記:
(1)この研究会は、日本マンガ学会著作権部会の方々にも参加をお知らせします。
(2)部会終了後、霞ヶ関ビル1Fにて懇親会を行います。(会費3,000円予定)
◎参加申込:以下の申込書に必要事項を記入し、12月17日(月)までに
著作権研究部会宛( cwright@jsas.net)
までメールでお申し込み下さい。
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●日本アニメーション学会著作権研究部会参加申込書
2007年12月18日(火)開催
「日本アニメーション学会著作権研究部会 2007年度第1回」に
□:出席します
□:欠席します
氏名( )
所属( )
□:会員
□:会員外
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