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学会活動アーカイブ

カテゴリー:研究部会活動

2024年度日本アニメーション学会心理研究部会研究発表会開催のご案内

2025.02.13 カテゴリー:お知らせ,心理研究部会,研究部会活動

心理研究部会 主査 野村康治

 日本アニメーション学会心理研究部会の研究発表会を下記の通り開催いたします。今回は、日本映像学会アニメーション研究会・映像玩具の科学研究会・映像心理学研究会との共催となります。多くの発表者が登壇する充実した有意義な会になると思います。
 ご参加は下記フォームにてご登録いただければ、どなたでも参加できます。ご興味、ご関心がございましたら、是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。

■開催概要

日時:令和7(2025)年3月16日(日)
場所:明治大学(中野キャンパス)6階セミナー室3
共催:日本映像学会 アニメーション研究会・映像玩具の科学研究会・映像心理学研究会

参加登録:ご参加を希望される方は、3月15日(土)までに下の参加登録フォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。
https://forms.gle/18MfX1LGx3iRhq8T8
送信後、フォームに記入した内容を確認するメールが届き、参加登録完了となります。確認メールが届かない場合は、お手数ですが運営の野村(nomura.works@gmail.com)までお問合せください。

※ @を@に変えてください。

■プログラム

1:25 開会

アニメーション研究会(1:30〜3:30)
アニメーションの視聴覚グルーヴ表現研究(1:30〜2:20)オンライン発表
江馨怡(京都芸術大学大学院)

要旨:アニメーションは動きを作る芸術である。動きによって様々な表現を提示し、観衆の感情を揺さぶって多様な体験をもたらす。見ていて心地の良い作品を作るにはどうすればよいか、この命題に対して最初はアニメーションにおける朦朧表現の研究に取り組み、不透明·不明瞭な視覚像によって、視覚以外の感覚が引き出されている状況および体験について考察した。観衆を楽しませる表現と方法について考えたとき、時間軸に沿ったリズム構造とそれによって惹起される「グルーヴ感」の存在が浮かび上がる。そこで、一定のテンポで計算可能なリズムに含まれるシンコペーションのズレについて、アニメーションの視聴的グルーヴ表現の分析を行った。研究を進めるなかで、計算に従う構造をもった表現以外にもグルーヴを感じさせるものがあることに気づき、目で見る、耳で聞く、体で感じる「体験」に注視する必要に行き当たった。そこで新たに「無拍」という概念と表現について考察し、研究とアニメーションの制作を平行して進めることとなった。というのも、「無拍」および「体験」には実際の制作体験も内容に含まれるからである。本発表では、構造的リズム表現とは異なる体験を得られる作品を作るにはどうすればよいか、という問いについて、実際に制作したアニメーション『やまなし』を参照しながら論説を行う予定である。

質疑応答(2:20〜2:30)

宮崎駿と〈視覚的叙述〉―『ハウルの動く城』を中心に(2:30〜3:20)対面発表
米村みゆき(専修大学)

要旨:宮崎駿によるアニメーション映画『ハウルの動く城』(2004年)について2つの点についてお話したい。1点めは、宮崎映画は〈視覚的叙述〉に大きな特徴があること、2点めは、同作に描かれたケアやエイジングの問題である。同作は、18歳の主人公が 90 歳の高齢者になり、ハウルの動く城で住民と共同生活をする話である。ほかの多くの宮崎映画と同様に、児童文学の「原作」をもとにして脚色された。その際、宮崎は視聴覚表現で文学作品における「行間」等を表現することを行っている。これを〈視覚的叙述〉として着目するとき、なかでも90歳の高齢女性になったソフィーがハウルの城で料理をしている場面は目をひく。高齢女性における恋愛の論点が描出されているからだ。エイジングの問題は、荒地の魔女の脚色など、宮崎によって意図的に演出されていることがわかる。

質疑応答(3:20〜3:30)

休憩(3:30−3:40)

映像玩具の科学研究会(3:40〜4:40)
“驚き盤”が意味する装置とその社会的変遷(3:40〜4:30)対面発表
橋本典久 (明治大学 総合数理学部)

要旨:現在”驚き盤”といえば、ジョセフ・プラトーらが考案した[Phenakistiscope]を指す名称として定着し、教科書などでも紹介されている。この”驚き盤”という名称は、古川タクが1975年に再現し、その際に命名したというのが定説となっている。しかし、それまではどのように呼ばれていたのだろうか?調査を行うと、明治〜昭和前半までは[Zoetrope]が”驚き盤”と呼ばれており、古川タクの再命名によって[Phenakistiscope]にすり替わったようだ。安政年間に長崎の出島で購入されたという記録に始まる”驚き盤”にまつわる概念や社会の変遷について発表を行う。

質疑応答(4:30-4:40)

映像心理学研究会・日本アニメーション学会心理研究部会(4:40〜5:40)
静止画の組み合わせによるアニメーションと仮現運動 〜「動き」を見るメカニズムについて(4:40〜5:30)対面発表
佐藤壮平(目白大学)

要旨:映画やアニメーションはコマ撮りの連続呈示によって視覚的に連続した動く視野像を表現することが可能である。この連続呈示に対して動きを見るメカニズムはapparent motion(仮現運動)によるものと説明されている。しかしアニメーションの中でも特にlimited animationの動きの説明として仮現運動の説明を直接当てはめると、一貫性に欠いた状況が生じる。特に3コマ打ちに動きが見えることを説明するのが困難である。一方視覚的な応答特性や信号解析の観点から、動きを構成する輝度差の勾配に対して、時空間周波数別に感度特性が異なるというMarr &Ullman(1981)やAdelson & Bergen(1985)の観点からより踏み込んだ形で説明することが可能である。これらの研究の紹介を通して、コマ送りに動きを見るメカニズムについて、静止画の連続呈示からanimationとして見えるための視覚情報の統合について紹介する。映像心理学研究

質疑応答(5:30−5:40)

5:40 閉会

海外文献研究部会企画講演会(3月6日・木)開催のご案内

2025.02.12 カテゴリー:お知らせ,海外文献研究部会,研究部会活動

海外文献研究部会 中垣 恒太郎

海外文献研究部会の主査をつとめます中垣です。
以下の通り、海外文献研究部会企画による講演会を開催する運びとなりました。

日本アニメーション学会海外文献部会講演会
日程:2025年3月6日(木)19時00分~21時00分
(オンライン入室 18時50分~)
※Zoomを用いたオンライン形式で開催します。

▼講演「アニメが『思想』になるとき――哲学・理論・批評の間で映像を考える」
▼講師:ブレット・ハック会員(愛知県立大学准教授)
 司会:中垣恒太郎会員(海外文献研究部会主査)
▼共催:専修大学現代文化研究会

<概要>
 米国出身の日本文化(映像学)研究者、ブレット・ハック氏に、国際日本研究の観点から日本のアニメ研究の動向の一傾向、および映像学を専門とするハック氏自身の研究について講演いただく。
ハック氏は、名古屋大学より博士号を取得した研究課題「アニメと社会的想像力――ネオリベラリズム時代の日本のメディア・フィクション」を軸に、1990 年代終わりから 2010 年代にかけて発表された日本のアニメを、同時代に広がった新自由主義との関連性に注目しながら分析しています。ここでの「アニメ」は、狭い意味でのアニメーションにとどまらず、マンガ、テレビ、映画、 インターネット、ゲームなど多様なメディアに流通する、商業アニメ関連のイメージをも含むものです。アニメ、フィクション、新自由主義、想像力、メディア環境、資本主義などに関する多様な理論を批判的に検証し援用しながら、アニメが新自由主義に対してどのような想像力をもたらしてきたのかを日本の社会歴史的文脈に即して考察しています。
 ハック氏の現在の研究テーマを軸に、学生を含む一般向けを想定した日本語による講演です。
国際日本文化研究、アニメ研究に関心のある学部生・院生の方はもちろん、様々な分野に開かれた研究講演会です。
会員外の方々のご参加も歓迎いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

▼参加:事前登録制・無料(会員以外の方も聴講いただけます)
▼参加申込:2025年3月3日(月)23時まで。
参加者の方には、3月5日(水)までにZoomリンクをお送りします。
▼事前登録申込:https://forms.gle/X2xh5pvihu7RvC4d8
▼お問い合わせ先:中垣 恒太郎(海外文献研究部会主査)
 knakagaki@senshu-u.jp

※ @を@に変えてください。

産業研究部会公開シンポジウム『基幹産業となる「アニメ」において地方はどのような役割を果たせるのか』のお知らせ

2025.02.08 カテゴリー:お知らせ,産業研究部会,研究部会活動

投稿者:松本 淳

2025年3月新潟国際アニメーション映画祭 
日本アニメーション学会産業研究部会
シンポジウムタイトル
基幹産業となる「アニメ」において地方はどのような役割を果たせるのか
――価値創出のための新潟モデルを考える

概略
2024年に新しいクールジャパン政策が発表され、アニメ産業を含むコンテンツ産業は基幹産業として期待されています。そうした中で、地方はどのような役割を果たすことが出来るのでしょうか?
アニメビジネスはかつてなく拡大し、制作スタジオの市場規模は4,272億円、二次利用などを含めた産業規模は3兆3,465億円となっています。作品の創出を担うアニメスタジオのビジネスも、制作のみを受託する制作ビジネスを中心としながら、製作委員会への参加による権利収入の獲得や、自社におけるライセンスビジネスの展開まで幅が広がっています。さらには作品の権利をビジネスで運用する製作委員会には、パッケージメーカー・レコード会社・出版社・グッズメーカー・ゲーム会社など長年参加してきた企業に加えて、舞台や不動産などの多様な企業が参加するようになりました。
新潟は東京から1時間30分の好立地にあり、県内に立地するアニメスタジオは次々に増加して、制作の一つの拠点となりつつあります。そうした新潟では、どのような制作ビジネスを行うことができるのか、またさらには新潟の企業による製作委員会のビジネスへの参入もあり得るのでしょうか。
新潟における人材の拠点である開志専門職大学の学部長代行であり、Vizメディアでコンテンツの海外展開を進めてきた成田兵衛(ひょうえ)さん、札幌市、京都市、福岡県、高知県や、などの各地方においてアニメスタジオの創業をされてきた伊藤暢啓(のぶひろ)さんをお迎えして話を伺います。

▼開催日時・場所
3月15日(日)13時~15時
日報ホール 〒950-8536 新潟市中央区万代3-1-1 新潟日報メディアシップ14階
参加費:無料
日本アニメーション学会会員員限定でオンライン視聴あり
アーカイブ配信はございません。

▼登壇者(順不同・敬称略)
● 堀越謙三(新潟国際アニメーション映画祭実行委員会委員長)
● 成田兵衛(開志専門職大学アニメ・マンガ学部教授)
● 伊藤暢啓(一般社団法人 日本コンテンツ振興機構 副理事長)
● 増田弘道(日本アニメーション学会産業研究部会主査)
● 長谷川雅弘(☆株式会社ヒューマンメディア 事業プロデューサー)
● 松本淳(ジャーナリスト・専修大学文学部特任教授)

▼研究会次第
● 増田弘道(☆日本アニメーション学会産業研究部会主査)より開催挨拶(14時00分~14時10分)
● ゲストご紹介(14時10分~14時15分)
● 「オープニングトーク」堀越謙三(新潟国際アニメーション映画祭実行委員会委員長)(14時15分~14時30分)
● 発表1「新潟アニメ・マンガ・バレー構想について」(仮)(14時30分~14時45分)成田兵衛(開志専門職大学アニメ・マンガ学部教授)
● 発表2「地方におけるアニメスタジオ創業・支援制度」(仮)(15時00分~15時15分)伊藤暢啓(一般社団法人 日本コンテンツ振興機構 副理事長)
● 発表3「地方におけるアニメ制作会社のビジネスとは?」(仮)(14時15分~14時30分)長谷川雅弘(☆株式会社ヒューマンメディア 事業プロデューサー)

○ ディスカッション(15時15分~15時50分)
モデレーター:松本淳(☆ジャーナリスト・専修大学文学部特任教授)

  1. 地方と都市部の関係・工程分業の実態
  2. 地方に価値をもたらすスタジオ分散とは?
  3. 人材発掘・育成の実態とこれから
  4. IPを確保し地方を豊かにするためには? ー新潟モデルのあるべき姿ー

○ 質疑応答・まとめ(15時50分~16時00分)
 
(☆は日本アニメーション学会員です。)

合同研究会のお知らせ

2025.02.03 カテゴリー:お知らせ,歴史研究部会,海外文献研究部会,研究部会活動

海外文献研究部会と歴史研究部会では初めての試みとして、合同で研究会を開催します。今回の研究会では、海外アニメーションの研究とアニメーション史研究の接点を探ることをテーマとして、ヨーロッパのアニメーションを研究されている新井佑季会員に発表していただきます。
皆様のご参加をお待ちしております。

海外文献研究部会主査 中垣恒太郎
歴史研究部会主査 萩原由加里

〇概要
開催日時:2025年2月22日(土)13:00~15:00
開催方法:Zoomによるオンライン形式(参加無料、会員以外も参加可能)
発表者:新井佑季(京都大学大学院)
発表テーマ:1950年代フランスのアニメーション・シーン ―批評家アンドレ・マルタンを中心に
司会兼コメンテーター:中垣恒太郎、萩原由加里

〇参加申し込み先
https://forms.gle/3RpbhcYUNTTa9bCV9

〇参加申し込み期限
2025年2月20日(木)18:00

〇問い合わせ先
海外文献研究部会:中垣恒太郎 knakagaki@senshu-u.jp
歴史研究部会:萩原由加里 y-hagi@main.teikyo-u.ac.jp

 ※ @を@に変えてください。

第7回 2.5次元文化を考える公開シンポジウムのお知らせ

2025.01.04 カテゴリー:お知らせ,コンテンツ文化研究部会,研究部会活動

投稿者:須川亜紀子

 この度、日本学術振興会(科研費)・横浜国立大学都市イノベーション研究院主催、日本アニメーション学会コンテンツ文化研究部会共催による、第7回2.5次元文化を考える公開シンポジウムを、2025年3月8日(土)に横浜国立大学で開催することとなりました。
 
 講師に、90年代初頭から漫画アニメ原作舞台化の大量製作の流れを招来し、この分野をエンターテイメントの一つジャンルとして確立させた片岡義朗氏を、また、聞き手に本学会の監事、産業研究部会主査であり、アニメ産業レポート編集統括をされている増田弘道氏をお迎えするという、大変貴重な機会となっています。まだ「2.5次元舞台」という言葉がなかった時代の漫画アニメ原作の舞台化を中心に、当時のアニメを含むポピュラー文化の産業史、文化史を概観しつつ、この巨大コンテンツのルーツと発展を学術的に探ることを目的にしています。みなさまのご参加をお待ちしております。
 
須川亜紀子
コンテンツ文化研究部会副査

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第7回 2.5次元文化を考える公開シンポジウム
~片岡義朗氏に聞く1980~90年代の「アニメ・ミュージカル」誕生と発展
 
日時:2025年3月8日(土)14:00~16:00 (途中休憩アリ。開場13:30予定)
場所:横浜国立大学 都市科学部棟 103教室  (キャンパスマップS2-1)
   https://www.ynu.ac.jp/access/map_campus.html

JSAS専用お問い合わせ : contents_studies@jsas.net (担当:須川)

 ※ @を@に変えてください。

*参加費無料。ただし、事前申込制。定員210名。申込リンクは、下記のチラシをご覧ください。

 チラシ:第7回 2.5次元文化を考える公開シンポジウム

*ライブ配信やアーカイブ配信の予定はございません。
*このシンポジウムは、科研費(基盤C)22K01876の助成金を受けています。
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産業研究部会 第11回研究会「データから読み解くテレビアニメとクールジャパン」開催のご案内

2024.08.06 カテゴリー:お知らせ,産業研究部会,研究部会活動

産業研究部会 副査 松本淳

日本アニメーション学会 産業研究部会の松本です。
9月7日(土)に開催する第11回産業研究部会についてご案内いたします。
 
今回はデジタルハリウッド大学教授の森祐治さんと、一般社団法人日本アニメーター演出協会 事務局長の大坪英之さんをゲストとしてお招きして、「データから読み解くテレビアニメとクールジャパン」というテーマでご講演を頂き、議論を行います。
ご参加を希望される方は以下のフォームからお申し込みください。
 
▼開催日時
2024年9月7日(土)12時〜16時
▼場所
▼場所
専修大学サテライトキャンパス(向ヶ丘遊園駅北口から徒歩1分)
※生田キャンパスではありません。ご注意ください。
※参加申込は8月31日(土)までにGooleフォーム ( https://forms.gle/m4EgkJc5FNAgbMfY7 )へお願いします。
※参加費は無料です。学会会員以外の方もご参加頂けます。
 
▼研究会次第
・主査より開催挨拶
・副査より研究会のご案内
○第1部 ゲストトーク①(12:00〜13:30)
・「『テレビアニメ番組』という消え物との戦い」(60分)
講師:大坪英之氏(一般社団法人日本アニメーター演出協会 事務局長)
・質疑応答(30分)
 
 (休憩・名刺交換等30分)
 
○第2部 ゲストトーク②(14:00〜15:30)
・「メディアミックスのパワーと可能性」(60分)
講師:森 祐治氏(デジタルハリウッド大学教授)
・質疑応答(30分)
 
○第3部 総合ディスカッション・今後の活動について(30分)
・フリーディスカッション(20分)
・今後の活動予定・総括・閉会挨拶(10分)
 
▼申し込みフォーム
 
研究会終了後、サテライトキャンパス近くで懇親会を行う予定です。懇親会については参加申し込みを頂いた方に別途ご案内いたします。
 

問い合わせ先:産業研究部会 副査 松本淳 ( atsushi.matsumoto.0110(at)gmail.com )

※ (at)を@に変えてください。

産業研究部会 第10回研究会・シンポジウム「地方から拡がるアニメ産業のミライ・望ましい地方展開の姿とは?――政策・スタジオ・クリエイター・地域」開催のご案内

2024.03.15 カテゴリー:お知らせ,産業研究部会,研究部会活動

松本淳 会員(産業研究部会副査)

日本アニメーション学会産業研究部会は、3月17日(日)14時00分~16時00分に「新潟国際アニメーション映画祭」のアカデミックプログラムとなるシンポジウムを開催いたします。

 

2回目の開催となる「新潟国際アニメーション映画祭」は3月15日(金)~20日(水)に新潟市で開催されます。産業研究部会では、この「新潟国際アニメーション映画祭」と連携したアカデミックプログラムとして「地方から拡がるアニメ産業のミライ・望ましい地方展開の姿とは?」をテーマに、昨年に引き続きアニメ制作の東京集中構造から、デジタル化と通信技術の向上による地方分散の現状、そしてあるべき姿について議論します。

ゲストに内田昌幸氏(新潟アニメーション代表取締役)、荒尾哲也氏(柏崎アニメスタジオ)をお招きし、学会からは増田弘道・森祐治・長谷川雅弘・松本淳が登壇します。

 

開志専門職大学アニメ・マンガ学部(新潟市中央区古町通7番町1010古町ルフル11F)にて入場無料にて開催されますが、以下URLから登録いただくことで、オンラインでご視聴いただくことも可能です。

 

直接ご来場の方は会場にお越しいただき、オンラインでのご参加を希望される方はニュースレターで案内するURLから登録をお願いします。

 

▼開催日時・場所

2024年3月17日(日)14時00分〜16時00分

開志専門職大学 古町ルフル校舎 アニメ・マンガ学部(新潟市中央区古町通7番町1010古町ルフル11F)

参加費:無料(学会員限定でオンライン視聴あり)

 

▼研究会次第

  • 増田弘道主査より開催挨拶(14時00分~14時10分)
  • ゲストご紹介(14時10分~14時15分)
  • 発表1「アニメ制作会社が地方スタジオを設立する理由」(14時15分~14時30分)長谷川雅弘(株式会社ヒューマンメディア 事業プロデューサー)
  • 発表2「新潟アニメーションの人材育成への取り組み」(14時30分~14時45分)内田昌幸(株式会社新潟アニメーション 代表取締役)
  • 発表3柏崎アニメスタジオが新潟に夢見ていること(14時45分~15時00分)荒尾哲也(柏崎アニメスタジオ)
  • 発表4「アニメビジネスのモデルと制作の集積・分散」(15時00分~15時15分)森祐治(デジタルハリウッド大学教授)

○ディスカッション(15時15分~15時50分)

  1. 地方と都市部の関係・工程分業の実態
  2. 地方に価値をもたらすスタジオ分散とは?
  3. 人材発掘・育成の実態とこれから
  4. 海外事例から見る支援政策

○質疑応答・まとめ(15時50分~16時00分)

 

日本アニメーション学会 歴史研究部会開催案内

2024.03.11 カテゴリー:お知らせ,歴史研究部会,研究部会活動

歴史研究部会 主査 萩原由加里

歴史研究部会は、オンライン形式で研究会を開催いたします。
参加を希望される方は、申込フォームよりお申し込みください。
学会員以外の参加も歓迎いたします。
 
2023年度 歴史研究部会 研究会
開催日時:2024年3月26日(火)13:00開始、14:30終了予定
登壇者:林緑子(名古屋大学人文学研究科)
発表タイトル:サークルとしてのアニメーション文化-2000年代を中心に
 
開催方法:Zoomにて開催。参加規約に承諾された方にZoomのIDとパスワードをお送りします。
 
参加申し込みの期限:2024年3月24日(日)20:00
申込フォーム https://forms.gle/q3KNgf4raCaDCL1w9
お問い合わせ先 萩原由加里 y-hagi(アットマーク)main.teikyo-u.ac.jp

※(アットマーク)を@に変えてください。

日本アニメーション学会 コンテンツ文化研究部会開催案内

2024.03.02 カテゴリー:お知らせ,コンテンツ文化研究部会,研究部会活動

コンテンツ文化研究部会 主査 石田美紀

コンテンツ文化研究部会は、オンライン研究会を、下記のとおり、開催いたします。
ご参加を希望される皆様は、申込フォームより、お申し込みください。
学会員以外の参加も歓迎いたします。

コンテンツ文化研究部会研究会
開催日時: 2024 年 3月31 日(日)、13時から14時30分
登壇者と発表タイトル 
劉雅欣会員(大阪大学大学院):高畑勲とネオレアリズモー「リアリティ」のための配役をめぐって
石田美紀会員 (新潟大学) :声と物語とジェンダーーテレビアニメ『宝石の国』を事例として
司会:須川亜紀子会員(横浜国立大学)

開催方法:Zoomにて開催。IDとパスワードは、下記の参加規約に承諾された方に、3月29日(金)までにお送りいたします。
申込締切:2024年3月24日(日)18時
申込フォーム:https://forms.gle/eFwGHDTrSY2PZHpn8

お問い合わせ先: コンテンツ文化研究部会 石田美紀(主査)、須川亜紀子(副査) 
        contents_studies(at)jsas.net

        (at)を@に変えてください。

海外文献研究部会企画講演会(3月15日・金)開催のご案内

2024.03.02 カテゴリー:お知らせ,海外文献研究部会,研究部会活動

海外文献研究部会 中垣恒太郎会員

 海外文献研究部会の主査をつとめます中垣です。
 以下の通り、海外文献研究部会企画による講演会を開催する運びとなりました。

 ウォルト・ディズニーと同時代に最新の技術を駆使しながらアニメーション表現を革新し、ディズニーとライバル関係にあったフライシャー兄弟(『バッタ君町に行く』[1941]ほか)の映像観についてまとめた単著『フライシャー兄弟の映像的志向――混淆するアニメーションとその空間』以降、宮本氏は、実写映画とアニメーション映画の間に明確な区別がなかった時代の映像的な混淆を探る研究を継続している。最新の研究課題としては、1920年代から1940年代頃までのアメリカ、とりわけニューヨークのスタジオが制作したアニメーションを制作について、スタジオや監督といった枠組みを越えて、今日まで続くアニメーション・スタジオの制作様式が、いかに個人の創造を折衝しながら体系化されていったのかを調査・分析している。その背景として、アニメーション研究の広がりとしての「制作者研究」(プロダクション・スタディーズ)の進展がある。
 アニメーション研究自体が学際的な領域であり、英語圏での研究が多岐にわたって発展を遂げている中で、日本では他の領域に比しても海外のアニメーション研究の動向が「見えにくい」ままであり続けており、卒業論文の題材として多く選ばれるディズニー・アニメーションでさえも基礎的な文献が充分に整備されているとは言い難い状況にある。
 アメリカのアニメーション研究者の視点から、最新の研究動向を参照しつつ、日本における海外アニメーション研究・教育の現状と課題を展望する。

 会員外の方々のご参加も歓迎いたします。
 多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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▼日本アニメーション学会海外文献研究部会講演会
(概要)
日程:2024年3月15日(金)18時30分〜20時30分(オンライン入室18時20分)
※ Zoomを用いたオンライン形式で開催します。
「日本における海外アニメーション研究・教育についての所感――私的な研究・教育経験から」
▼講師:宮本裕子氏(立教大学現代心理学部映像身体学科准教授)
 司会:中垣恒太郎会員(海外文献研究部会主査) 
 企画:海外文献研究部会
 共催:専修大学現代文化研究会

▼参加:事前登録制・無料(会員以外の方も聴講いただけます)
▼参加申込:2024年3月12日(火)23時まで。
 参加者の方には、3月14日(木)までにZoomリンクをお送りします。
▼事前登録申込: https://forms.gle/Xgm7woLxtXJd1foGA
▼お問い合わせ先:中垣恒太郎(海外文献研究部会主査)
 knakagaki(at)senshu-u.jp
 (at)を@に変えて下さい。

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