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学会活動アーカイブ
2019.02.16 カテゴリー:心理研究部会,研究部会活動
日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会、日本アニメーション学会心理研究部会 合同研究発表会のお知らせ
投稿者:野村康治 心理研究部会主査
会員の皆さま
日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会と日本アニメーション学会心理研究部会の合同究発表会を下記の要領で開催いたします。今回は、アニメーションの表現や演出に関するご著書を執筆されたお二方に発表をお願いいたしました。ご興味・ご関心がございましたら、是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。
日本映像学会 映像心理学研究会・アニメーション研究会 代表:横田正夫
日本アニメーション学会 心理研究部会 代表:野村康治
<開催概要>
- 日時:2019年3月9日
- 会場:日本大学文理学部百周年記念館会議室2
- 時間:15:00~17:50
- 参加費:無料
- 参加資格:どなたでもご参加いただけます。事前に参加申込み(下記)をしていただけましたら幸いです。
<プログラム>
第1部 日本映像学会 映像心理学研究会・日本アニメーション学会 心理研究部会
発表 15:00~16:00 質疑応答 16:00~16:20
「今日を生き延びるためにアニメーションが教えてくれること」におけるいくつかのトピックについて
佐分利敏晴(佐分利奇士乃)(生態心理学・アニメーション研究者)
佐分利敏晴初の単著となった「今日を生き延びるためにアニメーションが教えてくれること(学芸みらい社、2018年12月発行)」の中から、特に重要と言える箇所について解説する。序章で扱った「アフォーダンスとアニメーション」について、および巻末の片渕須直監督との対談「作品の舞台に観る者を招き入れる」で話題に上がったことを取り上げる。
アフォーダンスとは、一見特別なことのように思われることもあるが、実際にはわたしたち動物が生活している「環境」=「身のまわり」に、実に身近にある、行為に利用できる情報の資源である。それは様々なアニメーションにも作り込まれ埋め込まれており、それが登場人物たちの行為に利用されている。
巻末の片渕須直監督との対談では、様々なトピックが扱われた。その中から「風の表現とレイノルズ数」「『かぐや姫の物語』の一場面、かぐやの疾走の描写」「登場人物同士の協調を描くことと実在感」「ストーリーを追わず、ディテールに埋め込まれた物語を読むこと」などについて特に取り上げ、紹介する。
第2部 日本映像学会 アニメーション研究会
発表 16:30~17:30 質疑応答 17:30~17:50
アニメーション業界の制作現場における演出の技術と方法
渡部英雄(湘南工科大学、株式会社パンチ(顧問))
2018年11月25日発刊、『アニメ研究入門(応用編)アニメを究める11のコツ』(現代書館出版)で私が執筆した「演出論-アニメーション業界の制作現場における演出技術と方法」をテーマに本研究会で発表いたします。
アニメーション業界の制作現場では演出がどのような技術や方法を用いてアニメ制作をしているのか。特に、アニメーション制作の映像設計(絵コンテ)に関する演出技術を中心に取り上げていきたいと思います。その内容は、
・アニメ業界で演出家になるにはどのように学べばよいのか。演出家たちは、技術をどのように習得しているのか。
・過去のアナログ時代と現在のデジタル時代の演出技術と方法の違いについて、
・実写映画の演出とアニメの演出の相違点と共通点について、
・アニメ演出の仕事とは、
・アニメ業界の制作現場の流れ。プリプロダクション、プロダクション、ポストプロダクションで演出はどのような仕事をしているのか、
・演出はどこまでの範囲で権限があるか、
・映像設計としての絵コンテ作成についての基礎知識、マッチカットとカットアウェイそしてイマジナリィライン(想定線)越え方など映画の文法ともいえる観客の混乱を防ぐ方法。
・アニメ演出の表現としての撮影技術について、
など私の経験に基づいて述べていきます。
<参加申込>
資料準備のため3月7日(木)までにお申込みいただけましたら幸いです。お申込みがなくてもご参加いただけますが、配布資料をご用意できない場合もございます。予めご了承ください。また研究会開催後に懇親会を予定しております。懇親会につきましては当日アナウンスいたします。お時間がございましたら、是非懇親会にもご参加ください。
<参加申込み・問合せ先>
日本大学文理学部心理学研究室
(日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会代表 横田正夫)
E-mail: myokota@chs.nihon-u.ac.jp(@を半角@に変えてください)
Tel: 03-5317-9720 Fax: 03-5317-9427
2019.02.09 カテゴリー:理論研究部会,研究部会活動
日本アニメーション学会理論研究部会 2018年度第1回研究会開催のご案内
投稿者:小出正志理論研究部会主査
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申しあげます。
理論研究部会2018年度第1回研究会を、下記の通り開催いたします。
アニメーション研究に広く関心をお持ちの方々のご参加をどうぞよろしくお願いいたします。
今回は会場の収容人数に限りがありますので、事前申込制とさせていただきます。
会員優先とし、席に余裕のある場合に会員外の参加も可とします。
記
■日本アニメーション学会理論研究部会 2018年度第1回研究会
- 発表タイトル:エミール・レイノーはなぜ実写映画へ行かなかったのか?
- 発表者:太田 曜(映像作家/東京造形大学)
- 発表概要:
2015年、エミール・レイノーがテアトル・オプティックと名付けられた“動画投影装置”を使って行ったアニメーション上映の興行『光のパントマイム(Pantomime Lumineuse)』はユネスコの世界記憶遺産に登録された。フランスではこれを契機にレイノーに関して新しく資料が発掘されたり、書籍が出版されたり、ネットで情報が発信されたりしている。日本ではほとんど紹介されていないエミール・レイノーの仕事について、とりわけ実写撮影装置を使ったアニメーションについて紹介する。
- 日時:2019年2月17日(日)13時00分~15時30分
- 会場:東京造形大学原宿サテライト
東京都渋谷区神宮前2-32-5「BPRスクエア神宮前1」6F
◎交通アクセス:
JR山手線「原宿駅」徒歩9分
東京メトロ千代田線「明治神宮前」駅徒歩6分
※受付確認後に地図をお送りします。
日本アニメーション学会理論研究部会2018年度第1回研究会に参加を希望される場合は、2月16日(土)午前0時までに下記の参加申込書にご記入の上、11sig_theory@jsas.net 宛(@を小文字に変えてください)にご返信ください。2月17日(日)午前0時までに受付確認を返信します。今回は会場収容人数の関係で会員優先・事前申込制となります。
敬 具
—————————— キリトリセン ——————————–
■日本アニメーション学会理論研究部会 2018年度第1回研究会 参加申込書
※mail to: 11sig_theory@jsas.net(@を小文字に変えてください)
□:参加します □:___時頃から参加します
□:会員 □:会員外(社会人) □:会員外(学生)
氏 名:________________
所 属:________________
メール:________________
※2月16日(土)午前0時までにご返信ください。
—————————— キリトリセン ——————————–
2019.02.03 カテゴリー:歴史研究部会,研究部会活動
投稿者:歴史研究部会主査 木村智哉
平素は大変お世話になっております。下記の通り歴史研究部会の研究会を開催いたします。非学会員の方でもご参加いただけます。なお、資料作成と会場設営の都合上、ご参加の方は2月末日までに以下のメールアドレスまで、ご氏名、ご所属、会員・非会員の別を書き添えてお申し込みください。皆様のご参加をお待ち申し上げております。
参加申込先:kimura_t1980@yahoo.co.jp(@を小文字に変えてご送信ください)
記
<開催概要>
日時:2019年3月2日(土)15時00分~17時40分
会場:専修大学 神田校舎7号館8階 783教室
https://www.senshu-u.ac.jp/about/campus/
<タイムスケジュール>
15時00分 開会
15時05分~15時50分 発表①(臼井直也氏)
15時50分~16時35分 発表②(たつざわ氏)
16時45分~17時00分 コメント(萩原由加里氏)
17時00分~17時40分 質疑応答
17時45分 閉会
<発表概要>
発表①大藤信郎『竹取物語』の史料分析(仮)
本発表は、国産アニメーションの礎を築いた一人であり、日本におけるアニメーション海外発信の第一人者でもある大藤信郎(1900-1961)が最晩年に制作しながらも未完に終わった『竹取物語』を中心に、台本、セルや原画などの一次史料の制作技法および内容の分析を行ったものである。制作技法分析に関しては、千代紙の使用方法の分析を、内容分析に関しては、大藤が作成した3種の『竹取物語』の台本、その台本に含まれているギャグや流行歌、そして絵コンテにあたる「作画撮影台本」の分析結果をまとめたのち、実際の制作がどの程度進んでいたかを確認する。最後に、国内の大藤研究が現在どこまで進み、まだどのような課題が残されているかを参加者と共有したい。
〇報告者:臼井直也(アニメーション史研究家、デジタルハリウッド大学講師)
大藤信郎関連の研究に、「大藤信郎が日本アニメーションの海外への初期発信に果たした役割―1950,60年代の海外映画祭およびアニメーション機関との書簡分析から―」「大藤信郎アニメーションの海外映画祭への発信及び現地評価に関する調査研究―海外映画祭を中心としたネットワークが大藤作品の受容および評価に果たした役割に関する一考察―」がある。
発表②1930年代後半における日本のアニメーションの産業化
本報告では、1930年代後半の映画雑誌を検討することで、当時のアニメーション製作の状況を明らかにする。先行研究では、日本のアニメーションの製作について(1)1930年代には分業化されておらず、おもな販路は収益性の低い教育現場であり産業とは程遠かったこと、(2)日中戦争によってニュース映画館(ニュースに限らず短編映画を上映する)が活況を呈し、外国映画の輸入規制が実施されても、日本のアニメーションはそれに対応できず、産業とは程遠い状況は変わらなかったこと、(3)太平洋戦争期に国策プロパガンダ作品の製作で一時的に産業化したものの、その体制は終戦によって崩壊したこと――が主張されている。しかし、『映画国策』などの雑誌を調査したところ、1930年代後半に小会社が映画館向けのアニメーションを比較的活発に製作していたことが分かった。そこでは、分業が行われており、日中戦争期にはプロパガンダと結び付き時代に対応していた。このことは、日本のアニメーションは、太平洋戦争期の国策によって突然産業化したわけではなく、1930年代後半において、すでにそのきざしが見られることを示すものである。
〇報告者:たつざわ(無所属、日本アニメーション史研究)
2012年末からアニメ評論同人誌『アニバタ』の編集・発行を始める。2017年が日本アニメ100周年ということで、2017年末からその歴史に興味を持ち、2018年5月に私家版『芦田漫画映画製作所の通史的な解明』を発行する。特に1930~1955年のスタジオ史に興味があり、現在、同時代資料を収集中。
コメンテーター:萩原由加里(帝京大学文学部日本文化学科講師)
司会:木村智哉(玉川大学芸術学部メディア・デザイン学科非常勤講師)
以上
2019.02.03 カテゴリー:お知らせ,研究・教育委員会
投稿者:研究・教育委員会 DB担当 萱間隆
本学会が運営している「アニメーション研究のための論文と書籍のデータベースサイト」(http://database.jsas.net/mapping/)の更新作業を完了いたしました。
更新内容は以下のとおりですので、皆さま是非ともご活用ください。
- 2018年に『Animation: An Interdisciplinary Journal』に掲載された論文のabstract(原文とその日本語訳)
- 寄稿いただいた推薦文献リスト(日本語版と英語版)
→野口光一、西村智弘、数井浩子、横田正夫、パトリック・ガルブレイス(敬称略、順不同)
- 研究・教育委員会のメンバーによる推薦文献リスト(日本語版と英語版)
→2018年度研究・教育委員会、いがらしなおみ
- 上記を参考に新規文献・論文の追加登録
また、1月12日に開催した報告会に参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
ここでいただいた意見は、来年度以降の課題とさせていただきます。
引き続き「データベースサイト」をよろしくお願いいたします。
2018.12.18 カテゴリー:研究・教育委員会
投稿者:研究・教育委員会 DB担当 萱間隆
本学会では、文化庁からの委託業務の一環で「アニメーション研究のための論文と書籍のデータベースサイト」(http://database.jsas.net/mapping/)をWeb上に公開し、アニメーションに関する優れた文献・論文を国内外を問わずに紹介してきました。この更新作業は現在、研究・教育委員会が中心になって行っています。
そこで今回、この「データベースサイト」の運営実態や更新作業についての報告会を行います。また、せっかくの機会ですのでフロアの方から現状の「データベースサイト」に関する感想や要望をお聞きする場にしたいとも考えています。詳細は追って連絡しますが、日時や場所については以下を予定していますのでよろしくお願いいたします。
「データベースサイト」に関する報告会(仮)
- 日時:2019年1月12日(土) 14時~
- 場所:専修大学神田校舎7号館783教室
- 内容(予定):
- 「データベースサイト」について(活動方針、運営実態など)
- 今年度の更新作業の経過報告
- 「データベースサイト」に関する感想や要望
※本報告会には学会員だけでなくどなたでもご参加頂けます。
2018.11.01 カテゴリー:支部活動,東日本支部,研究・教育委員会,研究集会
投稿者:須川亜紀子 研究教育委員長 いがらしなおみ 東日本支部長
今年も日本アニメーション学会では、会員による研究発表と意見交換の場として『秋の研
究集会』を開催いたします。三回目となる今回も本学会が後援する『新千歳空港国際アニ
メーション映画祭2018(会期:11月2日(金)~5日(月)』との連携企画として、映画祭
期間中に会場内オアシス・パークで行います。学会員以外の方も自由にご参加頂ける公開
研究集会として実施されますので、映画祭に出品しているアニメーション作家の方々や、
一般の方々の参加も期待できるでしょう。
今回の研究集会は、二部構成になっており、第一部は「北海道のアニメーション教育機関
と学生作品の紹介」と題し、北海道で行われているアニメーション教育と実践についての
紹介と報告、ディスカッションがなされます。第二部では学会員による6件の研究発表が
あります。こちらも様々な分野・学術領域からアニメーションを考える発表となっており、
学会の大会とは一味違ったユニークなテーマも含まれています。
映画祭と連携しつつ、学会発表の場を、学会員以外の方々にも公開し、自由に討論の場を
設ける試みを通じて、アニメーション研究の活性化に貢献できれば幸いです。
みなさまお誘いの上ぜひご参加ください。
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「秋の研究集会@新千歳 2018」
◎日時:2018年11月3日(土)18:30~21:30
◎会場:新千歳空港国際アニメーション映画祭2018会場内
4Fオアシス・パーク
◎企画:日本アニメーション学会(教育・研究委員会+東日本支部)
◎協力:新千歳空港国際アニメーション映画祭2018
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研究集会第1部(18:30~19:10)
「北海道のアニメーション教育機関と学生作品の紹介」
研究集会第2部(19:10~21:30)
「会員による研究発表」(発表12分+質疑応答5分)
河原 大(北海道情報大学情報メディア学部、合資会社ピコグラフ)
『道内アニメ産業の近況報告』
佐藤 壮平(首都大学東京大学院人文科学研究科)
『動画像視聴時の瞳孔径測定について』
鳥谷部 正輝(吉田学園情報ビジネス専門学校非常勤講師、フリーランスデザ
イナー)
『3Dアニメーション教育について』
足立 加勇(立教大学兼任講師 東京造形大学非常勤講師)
『美少女と戦争』
陣内 利博(武蔵野美術大学)
『学生アニメーションの最前線!16年の歩み』
小出 正志(東京造形大学)
『大学アニメーションにおける教育課程の諸問題』
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2017.06.23 カテゴリー:お知らせ,学会賞
2017.06.22 カテゴリー:お知らせ,大会
2017.06.11 カテゴリー:お知らせ,大会
お詫び
学会員の皆様へ
第19回 日本アニメーション学会大会実行委員会からのお知らせとお詫びです。
今回の青森大会に合わせ、大会翌日のエクスカーションとして準備を進めてまいりましたが、当初の目的でした2つの施設が休館日であるため事前の参加者予定を把握した上で交渉する予定でした。期日も迫り、参加希望者も数人の状況です。
そこで、大変申し訳ありませんが実行委員会の組織運営するエクスカーションは今回中止とさせていただきます。会員の皆様にはご迷惑をおかけしたことを深く陳謝いたします。
第19回日本アニメーション学会大会実行委員長
陣内 利博
2017年6月11日
2017.05.21 カテゴリー:お知らせ,大会